第2外国語に中国語をおすすめする理由?
今日、Twitterを眺めていたら #第2外国語に中国語をおすすめする理由 なるハッシュタグでツイートが大量に流れてきた。
うーん、おすすめする、ですか。
最初はふむふむと読んでいたのですが、途中からおすすめする理由というよりは、自己の知見のひけらかしというか、他者との差異をいかにつけるかが目的化しているように感じ、そもそもTwitterでの大喜利大会とはそのようなものなのでしょうが、ふだん同様の大喜利大会を目にしても何とも思わないのに、嫌悪感がふつふつと湧いてきました。
なぜだろう。
中国語を勉強している人・習得した中国語を使いこなしている人・あるいは中国語ネイティブが、その良さ・必要性を理解していることは分かる。でも、それはその人の興味なり属性なり職業なりの背景と不可分のものであって、それがない人に押しつけてもなあ、というのが理由かなあ。
といってみたものの、これもとってつけた理由のような気もする。
そこで?あえて中国語をすすめない理由。
○中国語を学ぶと…
→たまに英語を話さなきゃいけない状況で変な声調を付けて発音してしまい指摘される。声調がないと不安になる。
→同上の状況でYou can speak English ma? などと言ってしまったりする。maってなんやねん。
→英単語women・nameに至っては瞬時に正しい発音ができない。
→手書きでメモや文章を書くとき、常用体と簡体字を混同する。自己完結している分にはいいけれど、他人に手渡すものだと怪訝そうに見られる。
→あとから例えばドイツ語も勉強したいと思っても、格変化や動詞の活用で挫折する。なんで名詞に男性とか女性とか、ましてや中性って意味分からんし!と逆ギレする。
いずれも実体験なのですが、まあ正直、個人の努力で克服できるものだと思われます(母語の日本語以外に三カ国語できる友人には、大半は習得外国語のコードスイッチングの問題だからと言われました)。
中国語に限らず、語学に限らず、何でもそうだろうけれど、やれば世界は広がると思う。
春だし、新しいことを始めるにはいいと思いますよ。